TOP 「音を整え、触感を際立たせる」──ZENAIM KEYBOARD2の静音設計
COLUMN 2025.08.27
コラム

「音を整え、触感を際立たせる」──ZENAIM KEYBOARD2の静音設計

「音を整え、触感を際立たせる」──ZENAIM KEYBOARD2の静音設計

ZENAIM KEYBOARDは、ヘッドセットから伝わる音声情報と同じように、キーボードを通して指先に伝わる操作感触も、ハイレベルなゲームプレイにおいて重要な要素と考えています。このタッチインフォメーションが操作への没入を支える、ZENAIMのこだわりです。
しかし同時に、「打鍵音をもう少し抑えられないか」というご意見も、ユーザーの皆さまから多く届いていました。操作感と静音性は、ときに相反する要素です。それでも私たちは、この課題に向き合い、打鍵感を損なわずに音の質を整えるという方向で改良に挑みました。このアプローチについて、詳しくご紹介します。

音を和らげるだけでなく、「整える」

ZENAIM KEYBOARD2では、吸音と制振の両方の役割を持つフォーム材を新たに導入しました。使用したのは、イノアックコーポレーション社製の高機能フォーム『カームフレックス』。これは、スイッチが搭載されたプレートとPCBの間に配置され、打鍵時に発生する微細な振動や内部反響を抑える役割を果たしています。

この改良により、打鍵時の音がよりコンパクトに収束するようになりました。
・音のピーク周波数:従来の2000Hzから1600Hzへシフト
・音の収束時間:29msから23msへと短縮

これらのアップデートは、単に「音を小さくする」のではなく、「音の質感」をより耳に優しく、プレイ中の集中を妨げにくいものへと整えるアプローチです。

打鍵感を損なわないための、調整の積み重ね

私たちが目指したのは、静音性の向上だけでなく、ZENAIMらしいしっかりとした底打ち感との絶妙なバランスです。
フォームを入れればもちろん振動は抑えられますが、ただやみくもに詰め込むと触感がぼやけたり、レスポンスが鈍ったりする懸念もあります。
そうした影響を最小限にとどめながら、音響的な改善を積み重ねていくには、素材選定から設計レベルでの調整まで、細部への徹底したこだわりが必要でした。

タッチインフォメーションの深化

もちろん、感じ方には個人差があります。
しかし、私たちは数値だけでは表せない打鍵のフィーリングを追求し、操作感と静音性の両立に向けた一つの形を築きました。
ZENAIM KEYBOARD2の静音設計は、打鍵音を完全になくすことではなく、プレイ中の集中力をより高める音のあり方を探求した結果です。
ぜひその“音と触感のバランス”をご自身の指先で体感していただけたら幸いです。
ZENAIMはこれからも、プレイヤーの声に真摯に耳を傾けながら、プレイ体験の可能性を広げていきます。

新製品発表に伴う、各デバイスの比較表

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